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083 シロエリオオハム

移動

シロエリオオハム

7月2日。

カメラマンの姿も無く、とうとう居なくなってしまったかとやや寂しい気持ちになっていると、いつの間に来ていたのか、すぐ近くにシロエリオオハムが浮かび上がりました。

名古屋から来たと言う人と喜び合っていると、シロエリオオハムはどんどん下流へ流れて行き、本流へ入ってしまいました。

Dsc_4087

本流へ入るとそこはもう大河の河口部で対岸まで1kmはあります。

このまま海へ出てしまうのか、確認のため本流河口部へ行きました。

海は台風の影響で風は強く、波も高く荒れ模様です。

発見するまでに時間が掛かりましたが、見付けた時にはもう海に近い所まで行っていました。

この付近で1時間ほど潜ったり、羽ばたきをしたり、時間をつぶしていました。

Dsc_4278

私も上の写真を撮った所でずっと様子を見ていました。

その内にシロエリオオハムがどんどん私の方に近付いて来ました。

Dsc_6199

この広い河口で、なんで私の立っている所へ来るのか不思議な気分になりました。

Dsc_6220

Dsc_6070

この後、此処から動きそうもないので、私もそのままそっとこの場を去りました。

Dsc_6246

今は何処に居るのか。

また元の支流へ戻ったのか、そのまま海へ出てしまったのか?

本来の移動のコースに戻れる事を祈りたいです。

ニコンD500 Aiニッコール600mmF5.6 絞りF5.6 1/2000-1/3200秒 ISO400 三脚:ジッツオGT5541LS 雲台:マンフロット516 2018年 7月 2日 静岡市

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様子見に

シロエリオオハム

しばらく行ってなかったので、どんな具合か様子を見に行ってきました。

Dsc_3444

相変わらず潜って何かを捕っている様ですが、私が見ている時には、浮かんで来る時に何かをくわえて来る姿は見られませんでした。

Dsc_3391

それでも元気に水中を移動しているので、何かを食べてはいるのでしょう。

まだ飛んでいる姿は見られません。

飛んでいる姿を撮影したいですね。

アオサギ

シロエリオオハムが近くに来ていたので、アオサギに気付いた時にはもう目の前でした。

Dsc_3401

近くに鳥が飛んで来ると、それが今なら撮れると判断すると体が反応してしまいます。

Dsc_3402

いくら近くに来ても、これはもう間に合わないと思えばレンズを向けるのも諦めます。

Dsc_3427

間に合わないと思った鳥がその後で良いシーンを見せてくれると、諦めずに追ってみれば良かったと思う事も稀にあります。

追い過ぎていて、新たなチャンスを逃がす事もまた有るので、何とも言えませんね。

ニコンD500 Aiニッコール600mmF5.6 絞りF5.6 1/1250-1600秒 ISO200 トリミング 三脚:ジッツオGT5541LS 雲台:マンフロット516 2018年 6月26日 静岡市

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飛べない?

シロエリオオハム

Dsc_0002

私が見付けた日(6月9日)はよく潜って魚を追っている様だった。

Dsc_0007

浮上して来る時には獲物をくわえて出て来る事が少ない。1回だけハゼの様な魚をくわえて出てきたが、撮影できなかった。

Dsc_0003

よく水切りもして、パタパタもやってくれた。

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翼が短く感じる。

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アビ類は5~6月の換羽中に初列風切が完全に抜けて飛べなくなる期間があり、・・・』(「比べて識別!野鳥図鑑」文一総合出版)とあります。

Dsc_0006

6月5日に『A.T』さんが見付けてから、この鳥が飛んでいる姿を見た人がいない様です。
陸に上がる為、短い距離をジャンプしたのは見ました。

Dsc_0009

飛べるようになるまでのしばしの間、此処で過ごす事にしたのでしょうか。

どのくらいで飛べるようになるのかは分かりません。

この個体が飛べるか、飛べないか分かりませんし、その前に何処かに移動する事だってあるでしょう。

ニコンD500 Aiニッコール600mmF5.6 絞りF5.6-8 1/800-1/1600秒 ISO400 トリミング 三脚:ジッツオGT5541LS 雲台:マンフロット516 2018年 6月 9日 静岡市

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調べてネ

シロエリオオハム

台風が来る前に皆さんに撮ってもらえればと思って下の記事をアップしましたが、私の所にこれはオオハムではないかと問い合わせとも言えない様な、影の声が聞こえて来ました。

確か、以前私が O市で撮った鳥をオオハムと言った時にも、『太平洋側ではシロエリオオハムが多く、オオハムは日本海側でしょ』と言った常識的な意見が聞こえて来ました。

それが、いつの間にか『最近オオハムが多いね』と言う会話が O市でも聞かれる様になってきました。

そして今回は、『去年Y市に出たのがシロエリオオハム夏羽で、これはオオハムだよ』と言う声が聞こえて来ました。

それ程にシロエリオオハムとオオハムの識別は難しいと言う事でしょう。

いい加減な私のブログではあっても、ブログに掲載するにはそれなりに調べてから、なるべく間違いの無い様に注意をしています。

私の所にある定番の図鑑では当り障りの無い事ばかりでハッキリしません。

で、決め手になる様な識別ポイントが出ていたのが、「比べて識別!野鳥図鑑」(文一総合出版 2016年12月発行)でした。

この図鑑は今までにない識別ポイントなどが書いてあり、間違いが多いと言う指摘もありますが、識別ポイントを見付けるには大変便利な図鑑だと思います。

この図鑑で書かれていた識別ポイントです。

Dsc_5901_2

今回、これを書くにあたって、この写真をゴミ箱から拾い出してきました。

お尻をしっかり撮る事が無いので、こんなのしかありませんでした。

後は皆さんで調べてみて下さい。

ニコンD500 Aiニッコール600mmF5.6 絞りF8 1/2000秒 ISO400 トリミング 三脚:ジッツオGT5541LS 雲台:マンフロット516 2018年 6月 9日 静岡市

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見付けた

シロエリオオハム

6月5日に、知り合いがキレイな夏羽を写真に撮ったのを見せてもらい、それから探し続けたのですが見つけられず、昨日(6月9日)ようやく見つける事が出来ました。

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最後の写真は体を傾けているので脇の白が派手に出ています。

頸部の黒っぽい所もシロエリオオハムでは紫が基本ですが、光の当たり具合で緑にも見えます。(マガモの頭部が緑に見えたり紫に見えたりするのと同じ)

後頭部から頸部後部が白く見えます。

写真の整理がまだ出来ず、とりあえずです。

ニコンD500 Aiニッコール600mmF5.6 絞りF8 1/640-1/1600秒 ISO400 三脚:ジッツオGT5541LS 雲台:マンフロット516 2018年 6月 9日 静岡市

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ブルブル

シロエリオオハム

上半身を持ち上げ、羽を大きく広げたので、バタバタするのかと思ったら、

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ブルブルと水切りでした。

ニコンD500 Aiニッコール600mmF4 絞り開放 1/1000秒 ISO400 トリミング 三脚:ジッツオGT5541LS 雲台:マンフロット516 12月25日 静岡県

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アビもハムも食みから?

シロエリオオハム

去年の今頃ハシブトウミガラスを見つけた場所へ、何か居ないかと出掛けてみました。

現地に着いたのは8時を少し回っていましたが、カメラマンの姿は一人だけ。

これでは鳥もあまり期待できないかと思いながらも、車を止めて、鳥を探します。

海はベタ凪で海上にも鳥の姿が少ない。

それでもはるか彼方にはアビの仲間と思われる鳥の姿が。

しばらく待っていると、何とか射程距離に入って来ました。

1回の潜水時間が長く、次に出る時には意外な場所に出て来ます。

下はシロエリオオハム成鳥の冬羽。

Dsc_2773

遠くには10羽以上の群れが居ます。

ほとんどがシロエリオオハムの幼鳥の様です。

Dsc_2442

幼鳥がかなり近くで浮上しました。幼鳥には喉に黒い線が入らないものが多いようです。

Dsc_2711

シロエリオオハムやオオハムは助走をしないと飛び立てません。

Dsc_2095

アビは助走無しでも飛び立てるようです。

Dsc_2099

かなり遠かったのですが、飛ぶ姿はこの時だけだったので、かなりトリミングしています。

Dsc_2099_2

水面に浮いているのはヒドリガモ。淡水ガモ類でも海で見掛ける事はあります。

Dsc_2103

シロエリオオハムかオオハムか。識別には迷うところですが、今回は撮影した色々な写真を見比べて、私の独断でシロエリオオハムとしました。

ニコンD500 Aiニッコール600mmF4 絞り開放 1/2000-1/5000秒 ISO200-400 三脚:ジッツオGT5541LS 雲台:マンフロット516 12月25日 静岡県

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次の浮上は何処

シロエリオオハム

コクガンが撮れて大満足。車に戻りながらRINOさんが「オオハムでも居ないかな」とまた海上を探し始める。
コクガンが撮れただけでも気持ちは満たされたのに、その上にオオハムですか!でももしかすると居るかもしれない(これは経験から来るモノで、以前同じ様な環境で見た事がある鳥が頭に浮かんで来るかどうかです)。双眼鏡で海上を捜索開始。すぐにRINOさんが「居た!オオハム!!」その声に振り向いて指さす方向を見ると遥か彼方に黒い鳥が泳いでいるのが見えましたがすぐに潜ってしまい種類までは分かりませんでした。

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見える範囲の海上に必ず浮かび上がるはずだと、海上を舐める様に見つめていましたが何処にも上がって来ません。再び姿を見付けたのは遠くの船溜りに泊めてあった船の影。双眼鏡で確認。確かにオオハム系の鳥です。一気にあんな所まで移動したのか?

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向こうへ回れば逆光だが、こちらからでは遠過ぎて勝負にならない。車に乗り込みすぐに移動。

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着いた時にはシロエリオオハムは再び沖の方へ出てしまっていた。鳥の動きをしばらく見ていましたが、どちらへ向かうのかさっぱり分からない。小腹も空いていたのでアンパンなどを食べながらしばらくそこで待つ事にしました。

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『待てば海路の日和あり』シロエリオオハムがコチラに頭を向けて潜りました。次は絶対近くに浮上すると、カメラを構えて待ちました。

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待った甲斐があって、近くへ来てくれました。

Dsc_1882

RINOさんの目があって出会えたワクワクでした。

ニコンD300s Aiニッコール600mmF4 絞り開放 1/2000秒 ISO200 (白地署名はトリミングあり) 三脚:ジッツオGT5541LS 雲台:マンフロット516 3月3日 静岡県

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