21 オオハクチョウ Whooper Swan
全 長:140-165cm
翼開長:218-243cm
麻機(あさはた)遊水地では2007年11月25日、日本野鳥の会 静岡支部の麻機定例探鳥会のあった日に1回だけ記録されています。
第一工区を探鳥中、頭上に突然現れた大きな白い鳥。これまでコハクチョウは何回か記録されているので、この時もとっさに『コハクチョウ』と言ってしまいましたが、後で写真を見直すとオオハクチョウである事が分かりました。
北東の方角から飛んで来て、第一工区上空を2~3回旋回してから、第四工区へと降りて行きました。探鳥会終了後探索すると、『平柳の池』に降りていました。初めのうちは遠くの草むらなどに姿を隠す事が多かったのですが、そのうちに徐々に近くへ来るようになりました。これならしばらく麻機に居てくれるだろうと思いましたが、翌日にはもう姿がありませんでした。
それからしばらくすると、また「ハクチョウが居る」と言う情報が入りました。それが先日旅立って行ったコハクチョウでした。
[おまけ]
オオハクチョウとコハクチョウの識別
〇大きさ
オオハクチョウ 140-165cm
コハクチョウ 115-150cm
〇くちばし(下の写真参照)
オオハクチョウ 長めで、黄色い部分が大きくその先端はとがって見える
コハクチョウ 黄色い部分が小さくその先端はとがらずに丸味がある
オオハクチョウ
コハクチョウ
写真のコハクチョウは若い個体なので、くちばしの黄色い部分の色がまだはっきりしませんが、将来の面影?は読み取れるかと思います。
〇しばらくお休みをしていた『麻機の野鳥』シリーズですが、再開します。シリーズで長期にわたってやっている内に、今回のオオハクチョウの様に新種が見つかると、鳥名の前に付けている番号が狂ってしまいます。
それをどうするか、悩みましたが、結局鳥名の前に付ける番号は「日本産鳥類リスト」の順番通りにする事にしました。その度に以前の番号を修正しなければなりませんが、ボチボチとやっていきます。
このシリーズは麻機の鳥の記録と供に成長できればと思っております。

最近のコメント