そんな時代の
ミゾゴイ
20年以上前の写真です。
撮影場所は日本平動物園の職員駐車場の脇です。今は多分裏の駐車場へつながる道路の一部になっていると思います。最近通っても意識しないので記憶に残っていません。
当時動物園の獣医をしていたM氏(当時はまだ日本野鳥の会・静岡支部の副支部長か、支部長になったばかりの頃だと思います)から情報を頂き、撮る事が出来ました。当時の私は春から夏になると動物園の裏山で繁殖しているサギを撮影する為に、毎週の様に動物園に通っていました。
M氏ともそれで知り合い、日本野鳥の会・静岡支部に入る事にもなりました。
暗い場所で、フイルムはISO50のベルビア。当然ストロボ撮影です。今では極悪非道?な道具の様に言われ肩身の狭い思いをしている様ですが、当時は暗い所や逆光の補助光としてストロボを使うのは当たり前で、それに対して非難めいた事を言う人も居ませんでした。(鳥を見たらとりあえず石を投げる時代から、そんなに進化していない頃ですから)
ストロボも小さなクリップオンタイプではレンズの影が出てしまい使えないから、グリップタイプの大きな物で、ガイドナンバーも40(ISO100)以上が欲しいから、外部電源の大きな物になってしまう。ストロボを使うのが悪いと言う認識は当時ありませんでしたが、ストロボで撮るのは非常に大変だった事は覚えています。
時代がまだそれを許してくれていたし、ストロボ撮影も技術の一つとして認められていた。そんな時代の写真でした。
※原版をフイルムスキャナーで取り込んでいるので、周辺を少しだけ化粧裁ちしています。この個体は非常に警戒心の薄い個体で、姿丸出しで、ストロボをピカピカ発光撮影している私に向かってどんどん近付き、お陰でこちらは大げさな機材を体中にブラ下げ、後ずさりしながら撮らなければならなかった。そんな事を覚えています。
ニコンFE2 Aiニッコール600mmF4 絞り開放 1/60秒 ISO50(ベルビア) ストロボ トリミング 三脚・雲台:ジッツオ 1992年6月21日 静岡市
(画像の上でクリックすると写真が大きく表示されます。記事に戻る時には左上の「戻る」または「←」をクリックして下さい)
『ブログランキング』に挑戦中です
気に入って頂けましたら、下の緑色の四角を“ポチッ”とクリックお願いします
得点が上がり、私のやる気になります
最近のコメント