麻機の野鳥 14
14 アオサギ Gewy Heron
麻機(あさはた)では一年中普通に見られる。日本産のサギ類中では最も大きい。全体に青灰色で、クチバシ、アシは黄色から黄褐色で繁殖期には赤味がさす。静岡市内では日本平動物園の裏山が主な集団繁殖地となっている。麻機遊水地は採食とねぐらとしての利用が見られる。
アオサギは虫や小動物なども食べるが主に魚を食べる。自分の喉のサイズも考えず、近くに来た大魚を捕まえて、飲み込むのに苦労している姿も時々目撃する。この写真の時も大きなコイを捕まえて、オオオニバスの上でしばらく苦労していた。見ているこちらが苦しくなりそうだったが、最後には見事に飲み込んでしまった。飲み込んだ後しばらくは動くのが大変そうだった。
金魚を捕まえたアオサギ
朝、遊水地に着くとアオサギが真っ赤な物体をくわえていました。何か小動物でも捕まえたのかとよく見ると、それは赤い金魚でした。遊水地には時々飼えなくなった生き物を放してしまう人がいるようですが、遊水地の自然を変えてしまう事にもなるので注意して欲しいと思います。
以前アオサギは静岡では珍しい鳥でした。はじめて見た人はその大きさと色からツルと間違える事がありました。ツルは飛ぶ時に首を伸ばして飛びますが、サギはS字型に首を縮めて飛びます。サギは木によく止まりますが、日本で見られるツルは木には止まりません。
静岡のアオサギは警戒心が少なく写真に撮りやすいと、他県の写真家から言われた事があります。確かに麻機(あさはた)は鳥との距離が他所に比べて近いような気がします。ブラインドなどの必要性も感じませんし、この写真を撮っている時も姿は丸出しで、イスに座ってカメラを構えていたら、向うからどんどん近付いて来ました。私のストックでもアオサギが二番目に多いです。一番はやっぱりカワセミですね。
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コメント
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アオサギは我が家の裏の田んぼにも毎朝来ていますが、昨日の朝カミサンがいきなり「きのう、発情日が来たわよ。」と言い出し一瞬ドキンとしましたが「発情日」は「初ジョウビ」でした。かわせみ様のお好きな(?)ダジャレギャグで失礼!!映像も送りますのでお口直しになります様。
投稿: ファミK父 | 2006年11月 6日 (月) 17時25分