女の戦い
タマシギ♀の争い
早起きが苦手な私は、その日は眠らずにそのままタマシギの撮影に向かいました。
朝日が昇り、タマシギの棲むハス田にも朝のすがすがしい光がさしはじめました。
こんな穏やかな夜明けのハス田で、タマシギ♀の激しい戦いが繰り広げれらていました。
ニコンD200 タムロン18-200mm F8 1/160秒 ISO200 07. 5.26 静岡市・麻機(あさはた)遊水地
タマシギのペアに、もう一羽のメスが近付いた事が発端です。ペアのメス(以下便宜上『P子』とします)は近付いたメスを追い払おうとします。片や侵入者のメス(以下便宜上『T子』とします)はオスを奪おうと必死です。追いつ追われつの壮絶な戦いが始まりました。
力の差は歴然としているようです。『T子』がどんなにがんばっても『P子』にはかなわないようです。それでも何度も挑戦しますが、その度に情け容赦なく首根っこを押さえつけられます。
何度も泥の中に押さえつけられ、『T子』は逃げ出しました。
こんな事が何度も繰り返されました。しかし、どうしてもあきらめきれない『T子』は、付かず離れずの距離でペアと行動を供にしていました。
そんな出来事をずっと見ていたので、前回のラブコールにはちょっと胸が痛くなりました。その前には、「元カノ」を応援してみたり、その場の雰囲気で私の気持ちもずい分いい加減に動いているのですが・・・
なお、今回の写真は全て(最初と最後の写真を除いて)同じ日の同じ場所で起きた、ほぼ30秒間(今のカメラは撮影時間まで記録されています。便利になりました)の出来事をまとめてみました。写真の順番は若干入れ替えてあります。車のちょうど後方で起こった出来事の為、カメラを支える事が難しく、露出も、ピントも思うに任せず、ボケの形からも分かるように、レンズの半分は車のボディでケラレているような状況で撮影しました。カメラを車内に戻した時には腕がパンパンになっていました。
ニコンD200 ニッコール600mmF4 絞り開放 1/2000秒 ISO200 07. 5.26 麻機(あさはた)遊水地
ニコンD200 ニッコール600mmF4 絞り開放 1/800秒 ISO200 07. 5.26 麻機(あさはた)遊水地
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