動く小石
コチドリ
第一工区に、ずっと気にしていたコチドリの巣がありました。観察を始めて3週間目のある日。親鳥が抱卵をしないで、巣の周りをウロウロしています。双眼鏡で巣を見ると卵がありません。ヒナが孵ったのでしょうか?(コチドリの抱卵日数は22~25日) 1時間ほど様子を見ていたのですが、ヒナの姿を確認できません。親鳥も巣の近くから離れてしまう時間が長くなりました。どうやら卵は何者かにさらわれてしまった様です。せっかく3週間も暖め続けたのに残念です。
巣のあった辺りで途方にくれる?
道路から3m程の所で抱卵中のコチドリ(3週間前)。
散歩の人が通るたびに巣から離れていた。
向え側に広い駐車スペースがあったので、そちらに車を入れ、車の中から観察を続けました。
今、月に2回、第一工区の鳥の調査をしているのですが、その時これとは別のコチドリのヒナを見つけました。
親鳥の行動から、近くにヒナが居ると思い、動くのをやめて、ジッとしていました。こんな時、うかつに動き回るとヒナを踏んでしまうかもしれません。しゃがみ込んで動かなくなったヒナは周りの小石と同化して見つける事は非常に困難です。
15分くらい経ったでしょうか、少し離れた所にあった大きな石の横の小石がひょっこり立ち上がりました。
親鳥が呼ぶ方へ走るヒナ。チョコマカと早いです!
立ち止まって様子をうかがう
何処からかもう1羽出て来ました。
ここのヒナはもうだいぶ大きくなっていました。しかし、2羽しか見当たりません。普通4個の卵を産むので、ヒナは4羽だったと思うのですが、、、この2羽が無事に成長してくれる事を祈りながらその場を去りました。
ニコンD200 Aiニッコール600mmF4 F5.6 1/240-1/640秒 ISO200 トリミング 2008. 4.27~5.19 静岡市・麻機(あさはた)遊水地
「203 コチドリ」カテゴリの記事
- 4月18日 色々4月16日(2025.04.18)
- 4月14日 落丁あり(2025.04.14)
- 4月13日 探鳥会(2025.04.13)
- 4月5日 4日の河口(2025.04.05)
- 4月3日 コチドリ(2025.04.03)
my blogのコチドリの続きを見ているようで楽しいです。気になってはいたのですが美しい夏鳥に浮気してしまいました(反省)。最後まで見届けるかわせみ様さすがです。こちらのヒナもそうとうcuteですね!!
投稿: ファミK父 | 2008年5月21日 (水) 18時23分
かわいいですねー。
私は、大学の時、自然系サークル「ガラパゴス」
というところに参加していたのですが、
鳥を観るのは、本当に苦手でした。
鳥の動きについていかれないし、
識別するのは不得意だし、あまり興味がなかったので…
こうして、毎日かわせみさんのブログを観るだけで、
かわいい鳥たちの姿を観れるなんて!!!なんて贅沢!
投稿: おっかあ | 2008年5月22日 (木) 08時13分
このところ植物調査に入ろうとするとコチドリがせわしく鳴くので、ああこのあたりに卵かヒナがいるのだろうな、とちょと遠慮していたのですが、井戸が自噴している場所ですよね?ケリのヒナがいるところも調べたいのですが、この時期なかなか思うように進みません。植物の写真を撮るつもりがいつの間にか鳥を撮っていたりして、ヒナのかわいさには負けてしまいます。
投稿: リラ | 2008年5月22日 (木) 22時39分
ファミKさん、こんにちは。最後まで見届けようとしたわけではありませんが、あんな場所なので、行く度にいやでも見てしまうわけです。ヒナが出れば写真も撮れると期待していたのに残念でした。
投稿: かわせみ | 2008年5月23日 (金) 16時28分
おっかあさん、こんにちは。自然系サークル「ガラパゴス」おもしろいネーミングですね。私のブログで少しでも鳥に興味を持って頂けたなら冥利に尽きます。これからもよろしくお願いします。
投稿: かわせみ | 2008年5月23日 (金) 16時39分
リラさん、こんにちは。そうです、このヒナが居たのは井戸が自噴している場所です。前からここにはコチドリが居たので、何処かに巣があるとは思っていましたが、巣探しには興味があまり無いので、探しもしませんでした。植物調査でもケリにかなり手厳しく“ケリ”を入れられているようですね
私はそんなケリにもレンズを向けるのですぐに無視されてしまいます
投稿: かわせみ | 2008年5月23日 (金) 16時47分