生死の境
日影の無い場所で、こりもせずに今日も鳥影を追う
鳥を狙っているカメラマンは「暑い、アツイ~!」とダレていてもいいですが、
狙われている鳥の方は、いくら暑くても油断しては居られません。
少しの油断が命取りになる事も。
私たちの身近な場所でも、自然の厳しい世界が常に広がっています。
この瞬間 私は左のコサギが飛び立ちそうに見えたので、レンズも意識もそちらに向けていました。
しかし、右の方でコサギ同士がケンカを始めた様に見えたので素早くそちらへレンズを向けました
コサギ同士のケンカと思ったのは間違いで、コサギが白い猫に襲われた瞬間でした(下の写真はその部分をトリミング)
草の中で休んでいた所を急襲されたようです。
私も猫の存在には全く気付いていませんでした
サギも猫の耳に咬みついて反撃している様ですが、鋭い嘴で相手を刺す事は考えない様です。
『嘴を攻撃に使う時には咬む事に使い、刺す為に使う事は無い=恐竜の子孫なので、嘴は唇の変化であり、唇で攻撃する習性が無い』と何かの本で読んだ記憶がありますが・・・
生死を掛けた争いの時に相手への斟酌は無用なはず
鋭い嘴で一突きすれば相手に大きなダメージを与えられるはず
嘴は本当に攻撃に使わないのでしょうか?
私の位置からでは草にジャマされ、争いの様子はほとんど見えませんが、コサギは飛ぶ事も出来ず、そのまま草の中に押さえつけられてしまい、両者の姿は見えなくなりました。
数分間 時が流れました
草の中で猫がコサギを食べているのでしょうか?
突然コサギをくわえた猫がコンクリートの壁にジャンプして飛び上がりました。
コサギをくわえたままそんな所に飛び上がるとは、予測もして居なかったので、慌ててシャッターを切りました。が、お尻だけ
そのまま壁の向こう側へ

そしてまた数分
今度こそ壁の向こうで、食べているのだろう
と思っていたら
とんでもない方向にコサギをくわえた猫が現れ、
今度は稲の中に飛び込みました。
シャッターを押した時には猫もコサギも姿は既に無く
コサギの羽が数枚
稲の上を漂っていました。
ニコンD300 Aiニッコール600mmF4 絞り開放 1/4000秒 ISO320 コサギ61以外はトリミングあり 三脚ジッツオGT5541LS 雲台マンフロット516 8月20日 静岡県
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