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オオジュリン
ホオジロ類の中で、今までよく見られていたホオジロ、アオジ、カシラダカの姿が少なくなった代わりにオオジュリンがよく目に付くようになった。
ホオジロ、アオジ、カシラダカはどちらかと言うと地上でエサをとっている姿が見られていたけれど、地上の草が伸びて来て草の陰に隠れてしまったのかもしれない。
オオジュリンは枯れたアシの上の方に出て来るので、姿が目立つ様になったのかもしれない。
ニコンD500 タムロン100-400mmF/4.5-6.3 Di VC USD(320-400mm) 絞りF8 1/200-1/2500秒 ISO400-800 トリミング 2020年3月16日から21日 静岡市・麻機(あさはた)遊水地
カワガラス
月曜の遅い朝食時、普段あまり見る事の無いBS放送を見ているとムナジロカワガラスの事をやっていた。
それで思い出した。そう言えばあそこのカワガラスはどうなっているか。
その日は用事が有ったので、次の日朝早くからそこへ出掛けてみた。
行くとすぐにカワガラスを見付けた。
エサをくわえて巣と思われる場所に飛び込む寸前だった。
以前『RINO』さんと二人でカワガラスの観察を続けた時には巣の場所を特定するのに数日かけ苦労したが、今回はウソの様に簡単に見付けてしまった。
この日はこれ以上の長居は無用と、その場を離れる。
翌日、『RINO』さんと現場へ。
巣と思われる場所が見える所から観察をする。
しばらくすると親鳥が飛んで来たが巣と思われた場所を無視して上流へ飛んで行く。
かなり上流の大きな石(岩)の上に止まった。
目の良い『RINO』さんが「親鳥の近くで何か動いた」「あの辺に何か居る」と言う。
親鳥がまた私たちの目の前を通り過ぎて下流へ向かって飛んで行った。
親鳥が居た辺りを探すが大きな石(岩)がゴロゴロしていて見える範囲が狭くてとても鳥が見つかる感じではない。
諦めて、巣と思われる場所へ戻ろうとした時、何となく振り返ると、探していた辺りの岩の上に鳥が乗っているのが見えた。
『ヒナだ!』
ヒナがもう巣から出てこんな上流まで移動していたのだ。
だから親鳥は巣だった場所を無視してヒナの居るこちらへ飛んで来たのだ。
この日見たヒナは2羽。
写真で見ると巣立ちしたばかりにしてはしっかりしている様に見える。
昨日私が見た親鳥の行動は何だったのか。
巣の中にはまだ巣立ちしていないヒナが残っているのだろうか。
そう言えばヒナの所に来る親鳥はいつも1羽。
昨日違う場所で巣立ったヒナを観察していた東の友人たちの話によると、巣立ち直後に1羽のヒナがカラスに襲われてしまうと、残った1羽のヒナに2羽の親鳥が餌を持って来ていたと言う。
私たちも親やヒナに長時間ストレスを掛けたくなかったので早々に引き上げているので、その辺りの事情はよく分からない。
ニコンD500 タムロン100-400mmF/4.5-6.3 Di VC USD(400mm) 絞りF8 1/100-1/800秒 ISO400-3200 トリミング 2020年3月25日 静岡市
ガビチョウ
今遊水地で一番元気な歌声を聞かせてくれるのがガビチョウです。
在来のウグイスも良い声で鳴いていますが、大陸から持って来られてしまったガビチョウの大声にはかないません。
一時勢いを弱めた様に感じましたが、今年はかなり頑張っています。
枝に止まって尾羽を垂直に下げ、大きく広げるポーズをします。
異性への求愛のポーズなのか、同性に対する威嚇のポーズなのか。
オスメスの区別がつかないので2羽で居てもラブラブなのか、揉めているのかよく分かりません。
この個体はクチバシに枯草の様な物をくわえています。巣材なのでしょうか。
遊水地の何処かで繁殖もしているのでしょうか。
ニコンD500 タムロン100-400mmF/4.5-6.3 Di VC USD(400mm) 絞りF8 1/160-1/1600秒 ISO400-800 トリミング 2020年3月22日 静岡市・麻機(あさはた)遊水地
エナガ
可愛い鳥の人気投票をするといつも上位に出て来るエナガ。
身近な所で普通に見られる事もポイントが高い原因だろう。
遊水地に木が増えてからエナガの姿も増えて来た。
少し前の三工区にはほとんど木は無くて、田んぼと沼だった。
その頃遊水地にはシジュウカラ、エナガ、コゲラなどの姿はほとんど無かった。
代わりにコミミズクやハイイロチュウヒなどの姿も見られた。
一年中見られたセッカがこの冬まだ見られていない。
環境が変わればそこに生息する生き物の姿も変わる。
適度に人の手が入らないと偏った環境になってしまうのが今の遊水地の姿だろう。
ニコンD500 タムロン100-400mmF/4.5-6.3 Di VC USD(400mm) 絞りF8 1/500-1/640秒 ISO400 トリミング 2020年3月22日 静岡市・麻機(あさはた)遊水地
本日二本目
オオタカ
時々、何処かで飼っているハトの群れが遊水地上空を飛んでいます。
その群れを見ると『猛禽が飛んで来ないかな』なんて不謹慎な事を考えてしまう。
この日も撮影を終わって帰ろうとしていた時、上空を飛ぶハトの群れに目が行った。
ハトの群れは整然と飛んでいる様ですが、何かいつもと違う。
ハトの群れにカラスがちょっかいを出していると思ったら猛禽が近くにいる。
カラスがハトを助けるなんて事は無いと思いますが、カラスはハトの群れの中に居る猛禽に絡みついている。
猛禽はオオタカでカラスはハシブトガラスでしょう。
ハトはカラスに守られる様に群れを壊さずに整然と飛んでいる。
カラスは猛禽をハトの群れから引き離して更に猛禽に突っかかって行く。
ハトは思い掛けない助っ人に助けられた感じです。
ニコンD500 タムロン100-400mmF/4.5-6.3 Di VC USD(400mm) 絞りF8 1/2500秒 ISO400 トリミング 2020年3月21日 静岡市・麻機(あさはた)遊水地
ハクセキレイ
カメラマンは大勢居ても、ハクセキレイのフライキャッチにレンズを向ける人がほとんどいません。
珍しい鳥でも無いから狙わないのかと思っていたら、AFで追う事が難しいらしい。
空抜けで飛ぶレンジャクはAFでも追えるが、水面すれすれを飛ぶハクセキレイではバックにピントをとられてAFで追い続けるのは難しいらしい。
確かにAFでレンジャクを追っていても山バックになると途端にピントが何処かに行ってしまう。
動きのゆったりした大きな鳥はそれでも追いやすいが、動きが不規則で小さな鳥ではAFの測距点に入れ続けるのが難しくなる。
だから私もAFレンズを使っていても、飛んでいる鳥を撮っていると知らぬ間にMFで撮っています。
ニコンD500 Aiニッコール600mmF5.6(MF) 絞り開放 1/1000-1/4000秒 ISO400-800 トリミング 三脚:ジッツオGT5541LS 雲台:マンフロット516 2020年3月3日 静岡市・麻機(あさはた)遊水地
カワセミ
MFの600mmF5.6を今までは雲台をマンフロット502、三脚をスリックのマスターⅢで使ってきたが、マンフロットのこの雲台は私には使い勝手が非常に悪いので、600mmF4で使っていた516に乗せて使ってみた。
見た目は足や雲台ばかりが大きくて、上に乗っているカメラとレンズが小っちゃく見えてバランスが悪いが、使い勝手は格段に良くなった。
ファインダーをのぞいた時の安定感が全然違う。ただし、かなり重くなったのが難点。
安定感をとるか、軽さをとるか。永遠の問題。
ニコンD500 Aiニッコール600mmF5.6(MF) 絞り開放 1/1000秒 ISO400 トリミング 三脚:ジッツオGT5541LS 雲台:マンフロット516 2020年3月1日 静岡市
本日二本目
ミサゴ
レンジャクを撮っている時、最近ご無沙汰のミサゴが現れた。
レンジャクを撮るか、ミサゴを撮るか迷う。
迷いながらもレンジャクを狙っている時、ミサゴが池の上空でホバリングを始めた。
飛び込むかもしれない。ならばミサゴだ。
しかし、また旋回を開始して飛び込みそうもない。
ミサゴからレンジャクに再び狙いを変えたらミサゴが飛び込んだ。
ミサゴもこちらの狙いを見ている。
でもアシの向こう側でどうせ見えない所だった。
アシの向こうから上がって来るのを何とか撮れた。
狩りも失敗だった様だ。
※今日(7日)もミサゴは出ましたが、ブログの写真は3月3日に撮影した物です。
ニコンD500 Aiニッコール600mmF5.6(MF) 絞り開放 1/2000秒 ISO400 トリミング 三脚:ジッツオGT5541LS 雲台:マンフロット516 2020年3月3日 静岡市・麻機(あさはた)遊水地
キレンジャク
このところ、この場所では黄色ばかりで赤の姿が見えない。
贅沢なもので、見えないとなると赤が撮りたくなる。
もしかすると意外な場所でヒレンジャクはよろしくやっているかもしれない。
上ばかり見ていると水面に落ちた虫を狙って下に降りて来る事もある。
※〈追記〉今日(7日)はヒレンジャクが20羽前後、キレンジャクが10羽前後と大変な賑わいだったそうです。私はその賑わいには間に合いませんでした。
ニコンD500 タムロン100-400mmF/4.5-6.3 Di VC USD(400mm)MF併用 絞りF8 1/1600-1/2000秒 ISO400 トリミング 2020年3月6日 静岡市・麻機(あさはた)遊水地
キレンジャク
レンジャクが出てから初めての晴天。風強し。
手持ちで構えていると風にあおられて体が安定しない。
帽子も飛ばされそう。
風で帽子を飛ばされないようにつないでおくクリップを以前100均で買った。
いつか使うかもしれないと思って買った物だ。
取り出したら片方のクリップが無い。
一回も使わずにおしゃかになっていた。
100均へ行くとつい余分な物を買ってしまう。
どうせ100円だから、と言う気持ちがそうさせる。
ショップの思うつぼにハマっていると分かっていても何故か止められない。
話が飛んでしまった。
レンジャクは時々姿を隠すがしばらく待っていれば戻って来る。
ニコンD500 タムロン100-400mmF/4.5-6.3 Di VC USD(400mm)MF併用 絞りF7.1-8 1/2000-1/2500秒 ISO400 トリミング 2020年3月5日 静岡市・麻機(あさはた)遊水地
キレンジャクとヒレンジャク
この時レンジャクは9羽確認できました。その内8羽がキレンジャク。
静岡では黄色が少ないのでとても贅沢な気分でした。
辺りには無数の小さな虫が飛んでいる。どれにするか狙いをつけている。
下の写真は狭い青空の中へ入ってくれた。
飛んで行く先には標的にした小さな虫が。
数羽が近くへ飛んで来た。頭の上にも来たがそれは三脚では撮れない。それよりもフンを落とされないか心配だ。
身震いをしたら翼のキレイな色が見えました。
上ばかり見ていたらすぐ近くの水面で数羽が水を飲んでいました。レンズを向けたら飛ばれました。
9羽の群れの中、ただ一羽のヒレンジャク。珍しく下の方に止まってくれました。
黄色と赤が並んでくれました。
まるっとまんまる キレンジャク
ニコンD500 Aiニッコール600mmF5.6(MF) 絞り開放 1/500-1/3200秒 ISO400 トリミング 三脚:ジッツオGT5541LS 雲台:マンフロット516 2020年3月3日 静岡市・麻機(あさはた)遊水地
本日二本目
ヒレンジャク
今年は静岡でも見られそうな予感がしていました。
例年レンジャクを探す場所へ2月下旬から通い始めました。
2月26日に予想したその場所にヒレンジャクが10羽程出たのですが、私が不在の時で、写真が撮れていないのでその後も通い続けてようやく3月2日に写真を撮る事が出来ました。
2日も朝から雨で、午後には雨も上がりましたが暗い1日でした。
飛んでいる虫をフライキャッチしていました。
ISO1600まで上げても飛んでいる鳥はブレてノイズの多い画面ばかりで、ISO1600の物は使えませんでした。
ニコンD500 タムロン100-400mmF/4.5-6.3 Di VC USD(400mm) 絞りF7.1 1/500-1/1000秒 ISO400-800 トリミング 2020年3月2日 静岡市
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