サバンナに雨
サバンナシトド
鳥を探して田んぼの中を走り回っている時、何も無い広い田んぼの風景の中に車が異様に集中して止まっている風景に出会った。
珍鳥を探すなら、『鳥を探すよりも人を探せ』と言うが、確かにこれでは鳥に興味の無い人でも、何事だろうと関心を示すだろう。
近付いて行くと車の中からカメラを構えている人。外に出て三脚にカメラを乗せて話をしている人達もいる。
車をとりあえず一番外れに止めて、歩いて行く。止まっている車は2台を除き全て県外車。外で話をしている人達に挨拶してみる。
いきなり写真を見せてくれる。
見た事も無い鳥。
カシラダカの様だけど眉斑が黄色い。ホオジロの仲間らしい事は分かる。
サバンナシトドだと教えてもらう。
確か、「日本産鳥類リスト第7版」の一番最後633番目に載っている鳥だ。
この記事を書くにあたって「第6版」を見たら載っていない
この日はこの人達のお仲間に入れてもらい鳥の出を待ったが、4時間待って何も出無かった。
2回目は車の中で4時間待ったが、やはり鳥は出無かった。
そしてこの日は朝から雨。他の鳥が目的で出掛けて見たが、とりあえずサバンナの所へ回って見た。
1回目と同じ様に、車から狙っている人、外で傘をさしながら頑張っている人など、この雨の朝早くから10名程の人が既に居た。
情報では最近よく出る場所まで詳しく流れている様で、狭い場所に車が集中していた。私たちは最初からそこは諦め、先着の車が1台しか止まっていない一画へ車を付けた。
それが結果的には良かった。
車を止めて横を見ると、小鳥が雨に打たれながら草の上に止まってジッとしている。
「サバンナだ!!」
レンズが濡れるのも忘れて、夢中でシャッターを切った。
何度も早起きをしてようやく出会う事が出来ました。
それにしても、最初にこの鳥を見付けた人はスゴイです。よくもこの場所でこの鳥を見付けたものです。また、この鳥がサバンナシトドだと同定出来た事もスゴイと思います。
そう言う人達が居たから、私たちもこの珍しい鳥を見る事や、写真を撮る事が出来た訳です。
情報をくれた人にばかり感謝する傾向が多い様に感じますが、最初に見付けてくれた人にこそ感謝すべきだと思います。
見付けたくれた人が何処の誰か分かりませんが、お陰で写真まで撮る事が出来ました。
ありがとうございました。
ニコンD300s Aiニッコール600mmF4 絞り開放 1/100-1/640秒 ISO400 (白地署名はトリミングあり) 豆袋(車中より) 静岡県
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