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000 麻機の野鳥

麻機の野鳥 36

麻機の野鳥

オカヨシガモ Gadwall
Anas strepera

カモ目 カモ科

全長:46-58cm 翼開長:84-95cm

北海道や本州の一部で少数が繁殖している様ですが、麻機(あさはた)では冬鳥です。

Dsc_4616

カモのオスはきれいな色合いの物が多いのですが、本種のオスは全身ほぼ灰黒色で、これと言った目立つ色が無く、探鳥会等でも『特徴の無いのが特徴』と説明に困るカモでもあります。

Dsc_0747

あえて言えば、オスの上尾筒、下尾筒の黒い三角。飛んだ時などに見える雨覆いのオレンジと次列風切の白でしょうか。

Dsc_0723

メスはマガモのメスと似ていて識別には苦労します。マガモのメスは次列風切(翼鏡)が青緑から紺色。しかし、その前後が白く縁取られているのでその白が見える事もあるので要注意。

Dsc_1180

麻機でも以前は数の少ないカモでしたが、最近では普通に見られる様になって来ました。

Dsc_0690

全身チャコールグレーの地味な感じですが、羽の模様は玄人好みの芸術品の様な美しさを持っています。

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麻機の野鳥 35

麻機(あさはた)の野鳥

シリーズ35

カシラダカ Emberiza rustica

スズメ目 ホオジロ科

全長:15cm

九州以北に冬鳥として渡来する。

麻機遊水地でも、農耕地、草はら等で普通に見られますが、近年減少傾向。

Dsc_4495

頭の冠羽をよく立てる。

Dsc_4447

「頭高」という名前もそこから来ている。

Dsc_4458

ホオジロに似るが、お腹の色が白い事で、茶色いホオジロとの区別が出来る。

ニコンD300 Aiニッコール600mmF5.6 絞り開放 1/1250秒 ISO200 トリミング 三脚・雲台スリック 1月23日 静岡市・麻機(あさはた)遊水地

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麻機の野鳥 34

麻機(あさはた)の野鳥

シリーズ34

コホオアカ
Emberiza pusilla

全長:12.5cm

3月18日 麻機(あさはた)遊水地でコホオアカを見付け、撮影する事が出来ました。

Dsc_2691

麻機遊水地では過去3回の記録があり(伴野正志氏の記録より)、今回4回目の記録となる。

Dsc_2757

カシラダカ(全長:15cm)と行動を共にしており、大きさの差が分かった。

Dsc_2800

半分倒れた様な草むらの中で採餌し、時々近くの木や、枯れ草に上がって辺りを注意している様だった。

Dsc_2699

木や草に止まった時にはジッとして、無駄な動きは少ない。

Dsc_3385

時々冠羽を浅く立てる事があった。

ニコンD300 Aiニッコール600mmF4 絞り開放 1/2000-1/4000秒 ISO200 トリミング 三脚 ジッツオGT5541LS 雲台マンフロット516 3月18日 静岡市・麻機遊水地

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麻機の野鳥 33

麻機(あさはた)の野鳥

シリーズ33

アマツバメ

Fork-tailed Swift

全長:19-20cm 翼開長:43-48cm

麻機遊水地では冬を除いてほぼ一年中見られるが、数は少ない(伴野正志氏の記録より)。

春と秋の渡りの時には、池の上空を飛ぶ姿が見られる。

Dsc_0742

翼は細く長く、三日月型。

腰の白が目立つ。

尾は長く、真中がM字型にへこむが、直線的に早く飛ぶ時には細くなりへこみは見えない。

Dsc_1086

下面は黒褐色で全体に黒く見えるが、条件が良ければ喉の白色部と腹部にはうろこ状の斑が見える。

Dsc_0857

繁殖の時以外は飛んでいると云う。

すべてが飛ぶために生まれて来たような体形をしている。

ツバメに似ているが、ツバメはスズメ目。アマツバメはアマツバメ目で、“血縁関係”は薄い。

ツバメに似た鳥の見分け方

ツバメが来る頃になるとよく聞かれるのがツバメの見分け方。

●ツバメは民家の軒先などにも巣を作るのでツバメをとりあえずしっかり見て覚える。

●ツバメに似たコシアカツバメは体形はそっくりだが、腰にオレンジ色の斑が有りこれが目立つ。腹に縦斑がある。

●次にツバメによく間違えられるのがイワツバメ腰に白斑が有り、尾は浅いM字ツバメの腰に斑は無く、尾は深いM字

●アマツバメの仲間のヒメアマツバメはイワツバメと紛らわしい。ヒメアマツバメの下面は全体に黒褐色で、イワツバメは白い

●スズメ目のツバメの仲間は腹が白っぽいが、アマツバメ目の仲間は腹が黒褐色。

●ツバメの仲間は巣材集めで地上に降りるが、アマツバメの仲間は地上に降りる事は無い。

ニコンD300 Aiニッコール600mmF4 絞り開放 1/3200秒 ISO200 トリミング 2009.03.28 静岡市・麻機(あさはた)遊水地

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麻機の野鳥 32

麻機(あさはた)の野鳥

シリーズ32

バン Moorhen

全長:30-38cm 翼開長:50-55cm

0824_01

麻機では一年中普通に見られますが、このところ減少傾向です。

足指には水かきや弁足の様なヒレ状の幕は無く、泳ぐ時には頭を前後に大きく動かしています。

0824_12

田んぼで見掛ける事が多かったのか、”田んぼの番人”の様な鳥と言う事で『バン』となったと言う説もあるようです。

0861_51

生まれたばかりのヒナは全身が黒く、くちばしは赤く、頭部は赤い肌が露出していて、可愛いとは思えませんが、親にとっては可愛い我が子でしょう。

Photo

幼鳥はバンの特徴の赤い額板が無いので、初めて見た時には”珍鳥”か、と思ってしまいます。

オオバンやシロハラクイナの幼鳥には脇の白斑が入りません。

Ii0_9348

今は未だ探せば何処かで見つけられますが、田んぼの減少と共に”田んぼの番人”の姿も少なくなっている様な気がします。

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麻機の野鳥 31

麻機(あさはた)の野鳥

シリーズ31

ハリオアマツバメ White-throated Needletail

全長:19-21cm 翼開長:50-53cm

Hi9_8656

麻機では春と秋の渡りの時期に見られますが、数は少ない。

ずんぐりとした体で、喉と下尾筒の白が目立ちます。

尾は角尾で、羽軸が非常に硬く、先端が針の様に突出している事からこの名が付いたようです。

Hi9_8569

タカの渡りを山で見ている時、このハリオアマツバメが近くを飛んだ時に、風を切る音がよく聞こえました。

写真は9月28日探鳥会の後、第一工区で撮りました。

Hi9_8628

珍しく、ハリオアマツバメの群れが池の上空に現れました。

ニコンD200 Aiニッコール600mmF4 F5.6 1/1500秒 ISO320 トリミング 2008.9.28 静岡市・麻機(あさはた)遊水地

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麻機の野鳥 30

麻機(あさはた)の野鳥 シリーズ30

クサシギ Green Sandpiper

全長:21-24cm  翼開長:57-61cm

06915_00

麻機遊水地では基本的には冬鳥ですが、年間を通して観察例があります。

08218_17

巴川で観察される事が多く、ほとんどの場合単独で居る事が多いです。

2_2

まれに2羽で居る事もありますが、それ以上の群れで居る所を見た記憶がありません。

06915_08

ただ、忘れてしまっただけかもしれません。

06915_01

飛来数は年々少なくなっています。

①2006. 9.15 前林

②2008. 2.18 巴川

③2006. 9.29 前林

④2006. 9.15 前林

⑤2006. 9.15 前林

『みんなのアルバム』3『沼人』さんから初の投稿を頂きました。これから色々な写真を見せて頂けるものと期待しております。

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麻機の野鳥 29

麻機の野鳥 シリーズ29

イソシギ Common Sandpiper

_01全 長:19-21cm
翼開長:38-41cm

麻機(あさはた)では一年を通して見られますが、数は多くありません。
湿地状になった休耕田や巴川などで見られます。

_09 大きさはムクドリくらい。
翼の付け根、肩に食い込んだ白い羽が特徴的。

飛翔時、翼の上面に白帯が出る。

尾を上下によく振る。

_14

地中の小動物を捕らえる。
ココではミミズを捕らえていました。

名前からすると、海岸部に多い様な感じがしますが、内陸の河原、湖沼などでも見られます。

写真は総て第一工区「赤松」

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麻機の野鳥 28

麻機の野鳥 シリーズ28

コヨシキリ Black-browed Reed Warbler

1464_2  全長12.5-13.5cm

麻機(あさはた)では夏に見られますが、年々数が減っています。
今年の夏はまだ姿を確認していません。

1469 小さな体にもかかわらず、大きな声で複雑な歌声を聞かせてくれます。

その歌声は『草原のジャズシンガー』とも云われています。

966 縄張りの中にはお気に入りのお立ち台『ソングポスト』があります。

そこで静かにステージの開幕を待てば、悪さをしない限り戻って来て、自慢の歌声を披露してくれる事でしょう。

9710 秋の渡りの時にも稀に見られる事があります。

今年の夏はどうやら見られそうも無いので、秋の渡りに期待しましょう。

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麻機の野鳥 27

麻機の野鳥 シリーズ27

レンカク Pheasant-tailed Jacana

Photo 全長:39-58cm(冬羽31cm)

麻機(あさはた)遊水地には1995年10月21日から26日まで滞在した記録が1回だけあります。

この年、麻機遊水地には色々な鳥が出ました。この後、12月5日にはコウノトリが、12月18日にはヒメクイナが見られました。

9510f_2  その日、私がいつものようにざっと池を見て、帰ろうとした時、『沼人』さんがやって来ました。

『変わったのは居ませんネェ~』と私。

それでも、しっかり双眼鏡で池を眺める『沼人』さん。

『何だ、これは!ひょっとして、レンカク!?』

9510c_2 そう云って望遠鏡をセットし始めました。

私にはバンの幼鳥しか見えません。

『やっぱり、レンカクだ!!』『沼人』さんが興奮して声をあげる。

どう見てもバンの幼鳥にしか見えないけれど・・・?
『沼人』さんの望遠鏡を覗いて見る。

9510e 『エッ!?アッ!本当だ!本当にレンカクだ!!』見ている方向がずれていました。私が見ていたのはレンカクよりずっと右に居たバンの幼鳥でした。
何で、一人で見ている時に気が付かなかったのだろうか。

9510 この池でオオオニバスが栽培され、オニバスも自生し、「いつかはこの池でレンカクを見たい」と言うのが、ここに集まる野鳥の会会員の願いでもありました。

その願いが現実の物となってしまったのです。

9510d この時の二人の喜びがどれ程か、想像して下さい。

とりあえず、証拠の写真を撮っておかなければなりません。

9510b 600mmに2倍のテレコンを付けて、証拠写真を何枚か撮りました。

それが、今回の写真ですが、その後5日間も居てくれたのに、写真は何故かこの時のものしかありません。

今なら、デジカメで数え切れない程シャッターを押しているでしょうね。

その後、このレンカクは浜松方面へ飛んで行ったと云う情報がありました。

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