ニホンジカ
11月8日の事。
いつもの河原でいつもの仲間と鳥の出を待つも、出ない。
用事が有ると帰って行った『K』さんからすぐに電話が来る。
『シカが、シカが出てます!』と慌てた声。
電話をくれた『K』さんの姿は遠くに見えているが、シカの姿は見えない。
周りに居た仲間にも『シカが出たらしいよ』と声を掛け、『K』さんの方へ急ぐ。
『土手の上を走ってる』と言う。
土手に目をやると跳んでいるシカの姿が見えた。
シカは土手の階段を降りて広い草原の中に姿を隠してしまった。
此処で諦めずにしばらく粘ったのが良かった。
遠くの木立の中で動く物を見付けた。シカだ!
シカは警戒するように時間を掛けて徐々にこちらへ出て来た。
普通ならこの辺で戻ってしまうだろうと思っていたら、
前に出て来て柔らかそうな葉っぱを食べ始めた。
シカは喉が渇いたのか更に前に来て川へ入ってきた。
水を飲んでいる。
こちら側には数人のカメラマンが居るのに、そのまま川を渡ってこちらへやって来た。
最初の警戒心(シカとカメラマンのどちらも)は何処へやら。
まるで奈良公園のシカの様に、近くへ来た。
シカせんべいでも出せば手から食べそうな感じだ。
相手は野生の生き物なので流石にさわる様な事はしないが、本当にビックリだ!
『今日はシカしか撮れなかったけれど、Kさんに感謝だね』と皆で喜んだ。
いつもの様に、緑地のサインはノートリミング(11月10日・記)
ニコンD500 AF-S NIKKOR 500mmf/5.6E PF ED VR 絞りF6.3 1/1600-1/2500秒 ISO400 11月8日 静岡市
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